2021/07/31
クイーンS考察
先週の新潟競馬は予想通り『関西馬』が大暴れしていましたね。
アイビスサマーダッシュは関東馬が勝ちましたが、
24レース中、19勝(同着を含む)して『関西馬』断然!
もうちょっと関東馬、頑張ってくださいよ。
そういえば、
去年、同じように小倉開催が休止になった際、
トラックマンの友人に聞いた話なんですが、
美浦(関東馬の拠点)→新潟競馬場
栗東(関西馬の拠点)→新潟競馬場への輸送では、
馬運車の走行距離は『美浦』の方が短くても、
"信号の数"と"カーブ"は
『栗東』の方が明らかに少ないそうです。
ブレーキをかけたり、交差点やきついカーブを曲がれば、
馬運車が大きく揺れます。
馬にとって、最大のストレスは"揺れ"なんですって!
発進、停止時の繰り返しは大きな"負担"になるそうです。
これってディープな情報ですよね。
この変則開催は残り2週ですが、
新潟はやはり『関西馬』から入ろうと思います。
8月1日【日曜・函館11R】
6◎マジックキャッスル
5○ドナアトラエンテ
7▲マイエンフェルト
1△クラヴァシュドール
9△テルツェット
12△シゲルピンクダイヤ
10△サトノセシル
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それでは詳しく見ていきましょう。
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【クイーンS】
69回目という長い歴史のある重賞競走で、
第48回(2000年)から舞台を札幌に移しています。
『函館』で行われるのは2013年、今回の2回だけ。
ですからデータ云々は通用しないかもしれませんね。
本命◎はマジックキャッスル。
これまで[2.5.1.3]という戦績で、
12着の桜花賞以外は全て5着以内という超のつく真面目っぷり。
良くも悪くも相手なりの側面があるかもしれません。
小柄な牝馬の割に、差し馬が台頭するようなハイペース、
底力の必要なきつい流れに強いイメージ。
スローペースのヨーイドンで、軽い"質"のレースになると
格下馬が相手でもコロッと負けるが、
追い比べ&差し比べになれば、大物食いも可能。
ここは「逃げ宣言」のローザノワールがいて
スローペースにはならないでしょう。
オークスでは残り約300mで、
目の前に開きかけたヴィクトリーロードを
デアリングタクトに奪われてしまい、痛恨の5着。
間違いなく、2~4着はあったはずです。
その後、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着と、
ここでは実績が"段違い"。
素直に◎マジックキャッスルから入ります。
そうです。人間、素直が一番です。
対抗○はドナアトラエンテ。
そう。同じ国枝厩舎所属です。
7歳上の全姉は2012年度、年度代表馬のジェンティルドンナ。
今回からチークピーシズを着けて、川田騎手が連続騎乗。
"買い"の要素が揃っていますね。
同枠に入りましたし、仲良くワンツーフィニッシュしましょう。
ここは底力の必要な流れになるとみて、
▲マイエンフェルトを穴馬に抜擢してみました。
夏は"格より調子"。
そう。先週のバカラクイーン的な狙いです。
父は洋芝に強いハービンジャーで、
祖母はあのビワハイジ。
血統だけならこのメンバーでも最上位ランクであります。
△クラヴァシュドール、△テルツェットは
ともに初めての滞在競馬。
カッカしたり、肉づきが悪かったりと、
レース前の消耗に課題があるタイプだけに、
きっと北海道は合いますよ。
この2頭は絶対に押さえるべきです。
△シゲルピンクダイヤは最高の枠を引けました。
8枠12番なら、ゲート内で待たされることはないでしょう。
△サトノセシルは中3週で、どれだけ精神的に我慢がきくか?
繊細なタイプなので、上積みは意外にないかも…。
ただ、堀ブランドだけに、軽視はできません。
ウインマイティーとフェアリーポルカは"消し"にしました。
前者ウインは前走でブリンカーを試したりと
ややメンタルに弱さがあります。
後者フェアリーはダート交流戦を使ったりと
ローテーションに一貫性がありません。
牝馬だけにもう少し大切に扱ってほしいところ。
上位人気のディープインパクト産駒
マジックキャッスル、ドナアトラエンテ、テルツェット3頭は
戸崎騎手が競馬を教えてきた面々ですし、
戸崎圭太ジョッキーの"仕掛けどころ"にも注目ですね。