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オールカマー回顧

まずはオールカマーを振り返りましょう。

勝ったウインマリリンは手塚厩舎です。

今年はユーバーレーベン、
マイネルファンロン、
アサマノイタズラが重賞勝ちしていて
とにかく絶好調。

内々の経済コースを回れたとはいえ、
一度前がふさがる不利がありながらの勝利。
まともだったら
2馬身以上の着差がついていたはず。

どちらかというと牡駒に活躍馬が多い
スクリーンヒーローですが、
素晴らしい"牝駒"が出てきましたね。

前走(天皇賞 春)のパドックは
イレ込み防止のため、
パシュファイヤー装着でしたが、
今回はそのような馬具を着けなくても
落ち着いていました。

プラス14キロすべてが成長分で
心身ともに成長の跡がはっきり。

これで中山コースは4勝目。
器用さが最大の武器です。


2着ウインキートスでウイン丼完成。

この馬は"日経賞 15着"のせいで人気薄なんです。

その日経賞では3コーナーで
大きな大きな不利を受けました。
ちなみに加害馬(カレンブーケドール)
に乗っていた松山弘平騎手は
騎乗停止になっています。

パドックでカリカリするのはいつも。

調教強化で馬体が絞れて、デキ一変。
宗像厩舎"本気"の仕上げでしたね。


私の本命◎グローリーヴェイズは
3着でした。

出遅れてしまい、後方からの競馬
外々を早目に進出して
通過順は
 14 → 15 → 4 → 3 。
レイパパレを負かすために
デムーロ騎手は超強気に乗りました。

ロスの大きなきついレースでしたが、
勝つためにはこれしかありません。

仕掛け早でしたが、それは結果論。
坂が得意ではない分の3着でしょう。

厩舎サイドが
しっかり仕上げてくれたおかげで
私は△▲◎で三連複(4,340円)を
ゲットできました。感謝しています。


4着レイパパレは
ゴール前で止まってしまい、4着。

祖母オイスターチケット
(ウイニングチケット×トウシヨウボーイ)は短距離馬。

母シェルズレイも勝ち鞍は1800mまででした。

"距離が長い"という結論で良いと思います。


5着ステイフーリッシュはいつも通り
勝負どころでズブさを見せても
手応え以上に渋太いタイプ。

心房細動明けでしたが、
頑張って、盛り返しています。


次走以降の"チェック馬"として
ランブリングアレー(7着)をあげたいと思います。

4角で前を走るステイフーリッシュの
進みが悪く、仕掛けが遅れました。

上へ上へ浮くようなフォームなので、
できれば"ひと雨"ほしいタイプ。

叩いた効果で、落ち着きが出て
得意な"ソフトな馬場状態"になれば
"穴の資格あり"です。


次に神戸新聞杯の回顧です。

まさかこれほど雨が降るとは思いませんでした。

グランアレグリアが2着に負けた
安田記念当日も朝から雨、雨。

そんな嫌な予感は的中してしまいますね。

断然の1番人気 シャフリヤールは
それにしても3着すら外すとは…。
ダービー馬の称号が泣きますよ。

馬体も走りも軽いタイプなので、
重たい馬場では能力を発揮できないようです。

パドックで2人引きはいつもですが、
前走よりもカリカリしていました。

不良馬場とイレ込みが敗因です。


勝ったステラヴェローチェは
過去最高馬体重(プラス18キロ)で
パンプアップに成功。

父バゴは2004年の凱旋門賞 優勝馬で
産駒の成長力には定評があります。

もちろん雨が降ったソフトな馬場状態は大好き。

吉田隼人騎手も見事なエスコートでした。


2着のレッドジェネシスは
かなり頭が高くて、キリン走法。

稍重のゆきやなぎ賞を
4馬身差で勝っているように
このようなフォームは
雨馬場に滅法強いですからね。

なので、今日の2着は
"馬場に恵まれた"印象が強いです。


5着キングストンボーイは
数字通りにやや重目。
その分、ワンペースな走りでした。


8着ワンダフルタウンは
テレビ観戦の私でもわかるほど
向正面でのめっていましたね。

パドックで馬っぷりは目立っていましたが…。
道悪は"空っ下手”という結論で良いでしょう。


最後に、先週の競馬の復習です。
【次走への注目馬】
を1頭ピックアップします。

9月25日(土曜)中京10R 夕月特別
【サンテローズ】1着

軽く仕掛けた程度で余裕綽々。
まるで調教を走るような感じで
2勝クラスの特別戦を楽勝しました。

速いタイムが出る日でしたが、
上がり3F 33.7秒はとても優秀。

かなり強いです。

ただ、弱点もあります。

これまで5戦3勝の戦績ですが、
3勝はデビュー戦と
中23週、中24週のローテーション。

とにかく"間隔を開けてこそ"というタイプ。

続戦した2戦は
2.1秒差の7着、2.0秒差の6着と
惨敗しています。

イレ込みがあるので"一戦必勝型"。 

これは絶対に覚えておきたいですね。


"リファール"クロスを持つ
ハーツクライ産駒といえば
リスグラシューが有名です。

サンテローズにも
その"リファール"クロスがあります。

大型牝馬ということで
体つきはまだまだ緩いですし、
イレ込みや発汗など弱点を抱えています。

3歳の6月にデビューしたように
脚元も丈夫な方ではないのかもしれません。

それでも潜在能力は
間違いなく"GI級"。

西村調教師、ノーザンファームが
どのように育てていくのか? 
とても楽しみです。
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オールカマー考察

思い出話になってしまいますが、
私にとってオールカマーと言えば
1994年 第40回のレースなんです。

1着 ビワハヤヒデ (岡部 単勝1.2倍)
2着 ウイニングチケット(武豊)
3着 ロイスアンドロイス(横山典)
4着 笠松 トミシノポルンガ(安藤勝)
5着 シャコーグレイド(江田照)

ビワハヤヒデが横綱相撲で
通算10勝目をあげて、
この1着-2着の配当は 130円。
ガチガチの銀行レースでした。

前日の雨が嘘のような秋の快晴。
そして、人気絶頂の宮沢りえが
プレゼンターとして来場。

"馬"も"人"も役者が揃い、
異様な熱気に包まれていました。

ビワハヤヒデもウイニングチケットも
宮沢りえさんも
岡部さんも武豊さんも
みんなピカピカに光り輝いて、
物凄いオーラがありましたね。

美しい、そして大切な思い出です。

でも、懐かしさに浸ってばかりではいけませんよね(笑)
目の前の"馬券作戦"に全力を注ぎます。


9月26日【日曜・中山11R】

11◎グローリーヴェイズ
12○レイパパレ
2▲ウインキートス
1△ウインマリリン
6△ランブリングアレー
16△ステイフーリッシュ
8△サトノソルタス

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それでは詳しく見ていきましょう。
―――――――――――――――――


本命◎はグローリーヴェイズです。

4走前の京都大賞典は
斤量58キロを背負っての優勝。

そして3走前のジャパンカップは
1位のアーモンドアイとは0.2秒差で、
コントレイル、デアリングタクト、
カレンブーケドールとはタイム差なしの5着。

この実績を素直に評価します。

最終追い切りはデムーロ騎手が
わざわざ駆けつけたようですね。
GIではなく、GIIなのに、
陣営のやる気を感じます。

デムーロ騎手が
グローリーヴェイズに跨るのは
2019年1月の日経新春杯(1着)以来で
この騎乗依頼には燃えているはず。

祖母メジロルバートが
メジロライアン×メジロラモーヌ
という良血なので、
"メジロ"血統の底力にも期待しています。


対抗○はもちろんレイパパレ。

2200mは1F長いのは確かですが、
前走は3着に負けたとはいえ、
4着のカレンブーケドールには
2馬身差をつけています。

中山向きのスピード、器用さは
このメンバーなら最上位の存在です。


ウインキートス、ウインマリリン
のウイン牝馬2頭は"中山巧者"。

ウインを絡めた馬券は押さえたいですね。

ウインキートスの3走前 15着は
大きな不利があり、参考外。

ウインマリリンはやはり
横山武史騎手が魅力です。


ランブリングアレーは
意外にも2200mは初めてですが、
脚をためる競馬を覚えたので大丈夫なはず。
休み明けでも走るタイプだけに、
注意は必要。


ステイフーリッシュは
前走、心房細動で競走中止。
出てくる以上、心臓の不安はないと
信じるしかないです。

去年のオールカマーは3着でした。
テン乗りでも横山和生騎手なら
全く心配ないでしょう。


サトノソルタスは気を抜く面があり
掴みづらいタイプですが、
金鯱賞2着、新潟大賞典3着の地力は
無視できません。

たとえ少額でも馬券は押さえるべきかと。


キングオブコージは軽視します。
横山典弘騎手は
最近引っ掛かるシーンが多いです。
やはり年齢には勝てません。

"2000m以上では買わない"と、
私は決めましたので、
バッサリ切り捨てます。


話は変わりますが、
中京メインの神戸新聞杯について。

10◎シャフリヤール
5○ステラヴェローチェ
2▲ワンダフルタウン


本命◎は
ダービー馬 シャフリヤールです。

デビュー戦からずっとパドックは2人引き。

それだけピリッと"気性が強い"ということ。

間違いなく、休み明けからも
エンジン全開のタイプですよ。

パワー型ではなく、
手先の軽さで勝負するので
"良馬場"予報も好材料。

負ける要素が見当たりません。


相手本線はステラヴェローチェ。
こちらはややパワー寄りで、
できればひと雨ほしいのですが、
父バゴの成長力は脅威です。


▲ワンダフルタウンは
爪不安明けで5ヵ月ぶりの
青葉賞(GII)を勝ちましたが、
前走のダービーはその反動があったのかも。

ダービーでは
シャフリヤール(4番人気 単勝11.7倍)
ステラヴェローチェ(9番人気)
ワンダフルタウン(5番人気)
という人気順でした。

一発があれば、この馬でしょう。


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ローズS回顧

まずはローズSを振り返りましょう。

勝ったアンドヴァラナウトの勝因は
『良馬場』まで回復したことですね。

前日、芝コースは
不良馬場まで悪化していましたが、
急速に乾きました。

脚長の体型とはいえ、
まだ体つきが幼くて、
もっと肉をつけてほしい感じですが、
芝の『良馬場』なら切れます。

パワー型ではなく、
切れ勝負型ということです。

デビューからずっと福永祐一が
継続騎乗(6戦連続)しているおかげで
操縦性が格段にアップしています。

祖母エアグルーヴという超良血。

残念ながらドゥラメンテは
急死しましたが、
この一族からまた楽しみな馬が出てきました。

意外にも今回が
キングカメハメハ産駒の
ローズS初勝利。
アパパネも負けていたんですよね。
(2010年 1番人気 4着)

ところで福永祐一騎手は
紫苑Sを制したファインルージュも
お手馬ですよね。

本番でどちらを選ぶのでしょうか?

非常に興味があります。


2着のエイシンヒテンは
12番人気の"大穴"でした。

終始、右側へ張り気味で
父エイシンヒカリの
アイルランドT(外ラチまで大斜行)を
思い出させる走りでした。
血は争えませんね。

スローペースに恵まれましたが、
叩き良化型で体調アップ。

忘れな草賞 2着馬でスタミナは豊富です。


私の本命◎は
アールドヴィーヴルでした。

まだ体つきはスレンダーですが、
プラス8キロは好材料。

ただ、切れ味というよりは
平均的な脚を長く使うタイプ。
良馬場のスローペースは苦手です。

更に4角では
和田竜二騎手(タガノディアーナ)が
早仕掛けで外からフタをしてきました。

自分のタイミングで
追い出すことができず、
ここで一瞬置かれてしまいました。

最後は地力で伸びてきましたが、
勝負どころでひるんだ分の負けでしょう。

勝ち味に遅い反面、相手なりに走ります。

強敵相手の本番(GI)の方が
持ち味が生きるでしょう。

それでも馬券的には
松山弘平騎手が
一生懸命に追ってくれたおかげで
三連複(16,010円)をゲット。
予想は▲△◎でしたけど…。

先々週は軸馬が4着で涙を飲んだので
本命馬こそ3着でしたが、
ちょびっとうれしいです。


2番人気で12着に敗れた
タガノパッションは
直線で前が壁になったとはいえ、
最後もそんなに伸びていません。

ゲート入りを嫌がったりと
精神的にきつかったのでしょうか?

馬体の張りも今イチでしたし、
次走で一変する感じは正直しないですね。


次に
セントライト記念の回顧です。

勝ったアサマノイタズラは
9番人気 単勝42.7倍の大穴でした。

田辺裕信騎手らしく
思い切ってかなり後方に下げ、
極端な競馬をさせることで
この馬の"良さ"を引き出しました。

パドックで発汗していましたが、
体は太く映るほど張りがありました。

それにしても
"母の父"キングヘイローが
走りまくっています。

ディープボンド(フォワ賞 仏GII)
ヴァイスメテオール(ラジオNIKKEI賞)
メイショウムラクモ(レパードS)
ピクシーナイト(セントウルS 2着)

そして手塚厩舎は
新潟記念をマイネルファンロン
(12馬人気 単勝42.8倍)で制しています。

血統と厩舎の勢いがもたらした勝利ですかね。

私は気持ち良く惨敗でした。


2着ソーヴァリアントは
完全に抜け出しましたが、
クビ差の惜敗。

パドックは
2人引きでチャカついていましたね。

体型、馬体、気性面から
距離は2200mまででしょうか。

次走は菊花賞か?天皇賞(秋)か?
調教師も悩むと思いますよ。


3着オーソクレースは
さすがは2200mの"鬼"と
言われたマリアライトの仔です。

新聞のコメントを読む限り、
調教駆けしない馬みたいですね。

ルメール騎手が乗っても
意外に人気しないのは
そんな背景があるのかもしれません。

細身のステイヤー体型なので
菊花賞でもやれると思いますよ。


9着グラティアス(3番人気)は
いくらなんでも負けすぎです。
前崩れの流れとはいえ、この惨敗は解せません。

13着タイトルホルダー(1番人気)は
直線で包まれてしまって、
出すところがありませんでした。

14着タイムトゥヘヴンともども
馬なりのままゴールでした。

そうです。これも競馬です。


最後に、先週の競馬の復習です。
【次走への注目馬】
を1頭ピックアップします。

9月18日(土曜)中山12R 1勝クラス
【セルジュ】5着

2000mのコーナー4つの通過順は
 7 → 7 → 8 → 11

内々の経済コースを
ロスなく回れていましたが、
それが仇となって、
3コーナーから身動きが取れなくなりました。

だから 8 → 11 
と位置取りが下がっています。

これはとても痛かったですね。

直線で盛り返しましたが、
5着までが精一杯。

3月に行われたスプリングS(G2)は
9着だったとはいえ、上がり3ハロン
3位(36.7秒)の脚を使っていました。

元々、地力を秘めた馬なんです。

寸詰まりの体型なので
私は『もっと短い距離の方が
良いのでは?』と思っています。

母の配合は
タイキシャトル×Storm Catで、
近親にビリーヴ
(2002年スプリンターズS、
2003年高松宮記念)がいる血統。

19日(日曜)の中山12Rを勝った
ヴィクトワールメイも同じ牝系で、
距離短縮での激走(10番人気)でした。

20日(月曜)の中山2Rを勝った
サークルオブライフも同じ牝系で、
1600mでかなり強い勝ちっぷり。

セルジュはなぜか
デビューしてから8戦すべて
1800m以上の距離を使っていますが、
1600m以下のレースを使ってきたら
ドカンと"勝負"するつもりです。

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