2022/01/29
シルクロードS考察
京都競馬場の整備工事に伴い、
昨年(2021年)は中京コースで施行されました。
京都コース以外で行われたのは初めて。
今年(第27回)も舞台は中京競馬場です。
年明けから始まった中京開催ですが、
3~4コーナーの内目が荒れてきました。
去年のシルクロードSを振り返ると
逃げたモズスーパーフレア
(1番人気で15着)が
4コーナーで荒れた内を避けて
外目へ進路を取っているように、
基本的には『外』『差し』有利。
それでも2着 ライトオンキューは
内を突いての好走でした。
今週からBコースに替わるので、
一か八か、距離を稼ぐために
インを回ってくる馬もいるでしょう。
"極端に内が駄目"ということはないはずです。
ここ10年、優勝馬の年齢をみてみると
4歳馬 3勝 勝率8.8%
5歳馬 2勝 勝率5.7%
6歳馬 4勝 勝率8.3%
7歳馬 1勝 勝率3.3%
ベテラン6歳馬
若い4歳馬
が"優勢"というデータが出ています。
ちなみに昨年(2021年)は
1着 シヴァージ 6歳
2着 ライトオンキュー 6歳
3着 ラウダシオン 4歳
でした。
ハンデ戦ですし非常に難解。
『荒れ馬場』
『6歳馬』
『4歳馬』
この3つに重きを置いて
予想していこうと思います。
1月30日【日曜・中京11R】
10◎ナランフレグ
16○シャインガーネット
17▲ジャンダルム
9△カレンモエ
13△エーポス
15△ビアンフェ
3△メイケイエール
━━━━━━━━━━━━━━━━━
それでは詳しく見ていきましょう。
―――――――――――――――――
【シルクロードS】
本命◎はナランフレグ。
『荒れ馬場』『6歳』に合致する馬で
さらに『中京巧者』です。
2走前は上がり3ハロン33秒1
前走は上がり3ハロン33秒2
2戦ともにメンバー中、最速の数字。
"最速タイ"ではなく、"最速"です。
とにかく末脚は切れに切れます。
右手前が巧みで
右手前になるとグッと首が下がります。
ピッチ走法なんですが、
左回りのコースで
最後の直線、右手前へ替えると
フォームに伸縮性が出て、
シュッと加速します。
と偉そうに
まるで私発信のように
語っておりますが、
2019年、浜松S(中京1200m)を
一緒にTV観戦していた友人の〇ちゃんが
そう言っていたんです(笑)
ゴールドアリュール産駒で
"芝"重賞勝ち馬と
インターネットで検索をかけてみると
フーラブライド
2013年 回愛知杯
2014年 中山牝馬S
タケミカヅチ
2009年 ダービー卿チャレンジT
の2頭がヒットしました
(間違えていたらすいません)。
"芝"重賞馬は2頭だけなんですね。
しかも芝1200mはいない。
ちょっとデータ的には不利ですが、
たくさん儲けさせてもらった馬なので
愛着もあり、ここは本命◎とします。
対抗○はシャインガーネット。
中京1200m、重馬場の
2020年ファルコンS(GIII)を制しています。
パワーを要する馬場は滅法巧いですよ。
前走は発馬機内で突進した時に
ゲートが開いてしまいました。
最悪のタイミングというやつです。
ということ◎○の2頭は
パワー型の"差し馬"にしました。
▲ジャンダルムは
佐々木的にはセントウルSの4着が痛恨でした。
3着ならウハウハだったんですが……
1着 レシステンシア
2着 ピクシーナイト
3着 クリノガウディー
ハナ差 4着がジャンダルムでした。
09月14日:セントウルS回顧に載せた
ジョッキー談話を貼り付けますね。
ーーーーーーーーーーーーーーー
浜中俊騎手は
『スタートを互角に出ていたら
差し切っていたでしょうね。
今日はゲートがすべてです。
能力的にはGI級の馬だと思います』
とコメント。
ーーーーーーーーーーーーーーー
次走のスプリンターズSは
ローテーションが詰まり、
疲れがあったようですし、
スタートを決めたのに
あれだけ負けたのは
ブリンカーを外したことが原因でしょう。
今回は再びブリンカー着用です。
冬場ですし、
調整は難しいでしょうが、
地力は最上位ですからね。
もちろん馬券は買いますよ。
△カレンモエは超のつく良血です。
ただ、何度か返し馬を
見たことがありますが、
硬い体質の馬です。
誰が見てもわかるぐらい
コツコツと硬い……
あくまでも私の"私感"ですが、
この体質をカバーするために
いつも休み休みなのかな?と思っております。
だから一戦一戦が勝負のはずです。
ここは仕上げを信じて一票を投じてみます。
△エーポスは前走、
初めての1200mで強い勝ちっぷり。
初めて装備した"クロス鼻革"の効果
も大きかったようですが、1200mが合いますね。
なぜか私はこの馬をずっと
キズナ産駒だと思っていました。
老いは怖い……
△ビアンフェはGIの熱気に負けたのか
なかなかゲートに入らず、
制裁を科されてしまいました。
みっちり練習したはずです。
芝1200mで4勝の実績は無視できませんよね。
△メイケイエールは本当に取り扱いが難しい。
今回は『初の左回り』がどう出るかでしょう。
前走のGIでも
スタート後に外へ吹っ飛んでいました。
メイケイエールは発走後まもなく
ハミ受けが不良となり、
外側に逃避したことについて
平地調教注意を受けています。
(被害馬 タイセイビジョン 12着)
(被害馬 エイティーンガール 13着)
この被害馬2頭が次走京阪杯(GIII)で
ワンツーフィニッシュを決めました。
それだけスプリンターズSで
大きな大きな不利を被ったということです。
メイケイエールは他馬へ気を遣いつつ
初の左回りを戦うことになります。
実力は最上位ですが、
操縦(コントロール)がきくのか?
上位人気を集めますし、
かなりのプレッシャーでしょう。
さすがに無印にはできないので△。
馬券はジャブ程度にしておきます。