2022/02/26
中山記念考察
中山 芝1800mはコーナーが4つ。
コーナリングの巧みさ、
手前変換の速さ、
器用さなどが問われるので
得意、不得意が如実に表れますね。
なので
リピーター(複数勝利)が多いです。
2003年・2007年 ローエングリン
2005年・2006年 バランスオブゲーム
2008年・2009年 カンパニー
2018年・2019年 ウインブライト
中山1800mへの適性(実績・血統)には
注意を払わないといけません。
高橋祥調教師は引退ラストウィークに
有力馬の1頭 カラテで参戦。
中山1800mは
勝っていません(1戦0勝)が、
中山1600mで3勝をあげています。
そして
カラテの4代母ダイナサッシュは
バランスオブゲームの3代母であり
この2頭は近親関係です。
偉大なるリピーターと
同族というのは自信になります。
父トゥザグローリーは
2010年 有馬記念で3着(14番人気)
2011年 有馬記念で3着(9番人気)
と中山コースで激走。
トゥザグローリーの
母トゥザヴィクトリーは
2001年 有馬記念で3着(6番人気)
と同様に人気以上の走りを見せました。
トゥザヴィクトリー
トゥザグローリー
ともに頭の高い走法で
これはカラテにも遺伝しています。
上へ力が分散する走りなので
小回りコースの方が
ひと踏ん張りきくイメージ。
随分とカラテについて
熱く語ってしまいました。
それでは発表します。
2月27日【日曜・中山11R】
11◎カラテ
5○パンサラッサ
12▲アドマイヤハダル
15△ダノンザキッド
3△ガロアクリーク
4△ヒュミドール
16△ワールドウインズ
7△ウインイクシード
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それでは詳しく見ていきましょう。
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【中山記念】
本命◎はカラテ。
頭の高い走法ということもあり
じわじわと少しずつ加速するタイプ。
それだけに前走、直線で
追い出しを待たされたのはとても痛かった。
すぐに反応できないので痛恨……。
"位置取りが悪かった"
と報道されているが、
"広いスペースを
早目に確保しなかったこと"
が敗因だと私は思うのです。
できれば2着はほしかったが、
東京新聞杯は好タイム決着。
3着でも価値は高いですよ。
スタートしてから押っつけていたし
1600mのスピード&切れ比べより
1800mの根性比べの方が絶対に合うと感じました。
○パンサラッサは逆転の第一候補。
一芸に秀でた馬は怖いですよ。
昨年は出遅れましたが、
相性の良い吉田豊騎手なら大丈夫。
ズバリ"大逃げ"作戦でくるでしょう。
福島記念の前半5ハロン 57.3秒は
殺人的なハイペースだが、
結局 4馬身差で圧勝。
母方にはMontjeu、Shirley Heights、
Allegedと底力のある血が並び、
コーナー4つという形態は合います。
フォーメーションの1着ゾーンに
◎カラテ ○パンサラッサの2頭を
をマークする予定です。
▲アドマイヤハダルは
ジャックドールが強すぎただけで
確実に復調しています。
近親にスイープトウショウがいる良血。
皐月賞を振り返ると
1着 エフフォーリア
2着 タイトルホルダー
3着 ステラヴェローチェ
4着 アドマイヤハダル
5着 ヨーホーレイク
2000mベストという気はしますが、
この4着は価値大ですよね
叩き3戦目で好勝負必至でしょう。
△ダノンザキッドは当日になると
テンションが上がってしまうタイプ。
弥生賞、皐月賞とかなり馬体重を減らしていました。
脚長の体型というよりは明らかに細かったです。
ここ2戦は本来の馬体重で
パドックに登場していますが、
中山コースに悪いイメージがあるようだと心配です。
ホープフルSも勝ちましたが、
体つきは淋しかったですから。
断然人気ですが、
私はそこまで鉄板だとは思っていません。
△ガロアクリークは
中山1800mのスプリングS勝ち馬。
癖のあるコースですからね。
コース実績重視です。
△ヒュミドールは
Mデムーロ騎乗なら"買い"。
中山コースのMデムーロは
天才的な仕掛けを見せますからね。
気性的に仕上がり早と判断しました。
△ワールドウインズの4代母は
Nijinsky×Specialという超良血。
Sadler's Wellsや
エルコンドルパサーなど
活躍馬が多数出ている世界的良血ですね。
乱ペースでの大穴要員として押さえます。
△ウインイクシードは昨年の3着馬。
コース実績を重視して
フォーメーションの3着ゾーンに
マークしようと思っています。