2022/04/30
天皇賞春考察
ここ3年の優勝馬は
21年 ワールドプレミア 福永祐一
3人気 父ディープインパクト
20年 フィエールマン ルメール
1人気 父ディープインパクト
19年 フィエールマン ルメール
1人気 父ディープインパクト
ディープインパクト産駒が3年連続で勝っています。
でも過去10年までさかのぼると
18年 レインボーライン 岩田康誠
2人気 父ステイゴールド
17年 キタサンブラック 武豊
1人気 父ブラックタイド
16年 キタサンブラック 武豊
2人気 父ブラックタイド
15年 ゴールドシップ 横山典弘
2人気 父ステイゴールド
14年 フェノーメノ 蛯名正義
4人気 父ステイゴールド
13年 フェノーメノ 蛯名正義
2人気 父ステイゴールド
12年 ビートブラック 石橋脩
14人気 父ミスキャスト
ステイゴールド産駒が4勝。
阪神3000m~3200mにおける
ステイゴールド産駒の強さは桁違いです。
"父系"を分類してみました。
◎ディープインパクト系は2頭
ディープボンド
トーセンカンビーナ
◎ステイゴールド系は7頭
アイアンバローズ
クレッシェンドラヴ
シルヴァーソニック
タガノディアマンテ
マイネルファンロン
マカオンドール
メロディーレーン
◎キングカメハメハ系は6頭
タイトルホルダー
テーオーロイヤル
ハヤヤッコ
ヒートオンビート
ユーキャンスマイル
ロバートソンキー
過去10年で優勝馬ゼロ(0頭)の
[父系キングカメハメハ]の取捨に悩みますね。
話はかわって、私の友人が
昨年の時点で力説していたのが
菊花賞連対(1着・2着)実績の有無。
過去7年、
天皇賞春優勝馬の菊花賞成績は
2021年 ワールドプレミア 1着
2020年 フィエールマン 1着
2019年 フィエールマン 1着
2018年 レインボーライン 2着
2017年 キタサンブラック 1着
2016年 キタサンブラック 1着
2015年 ゴールドシップ 1着
今年のメンバーで
菊花賞連対(1着・2着)実績のある馬は
なんと・・・・
・・・・・・・タイトルホルダーのみ
父系データで
タイトルホルダーは軽視できたのに
菊花賞データでは最有力候補に浮上。
さて馬場は
どこまで悪化するのでしょうか?
どこまで回復するのでしょうか?
2012年は14番人気(15,960円)という
超大穴が炸裂しています。
過去にはそのビートブラック以外にも
ヒシミラクル、イングランディーレ、
スズカマンボ、マイネルキッツ、
ヒルノダムールと単勝10倍以上の馬たちが勝利。
今年のトレンドは
"1番人気=受難"ですからね。
ちょっと胸騒ぎがします。
大穴出現も警戒するべきでしょう。
それでは発表します。
5月1日【日曜・阪神11R】
18◎ディープボンド
16○タイトルホルダー
8▲クレッシェンドラヴ
2△ハーツイストワール
11△マイネルファンロン
1△アイアンバローズ
7△テーオーロイヤル
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それでは詳しく見ていきましょう。
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【天皇賞春】
本命◎はディープボンドです。
"凱旋門賞へ行ってから馬が変わった"
大久保龍著教師や和田竜二騎手が
頻繁にこう発言しています。
首の位置が下がった点は私にもわかります。
以前は上へ上へ力が逃げる感じで
母の父キングヘイローっぽいと
常々感じていましたから。
今は首が前へ前へ出て
推進力が上へ逃げません。
海外2戦の馬体重は不明ですが、
前走の510キロは過去最高馬体重。
まだまだ進化している印象です。
大跳び、且つパワフル。
雨でズボズボの馬場では困りますが、
やわらかい馬場状態はベストでしょう。
対抗○はタイトルホルダーです。
菊花賞5馬身差圧勝の実績や
コーナリングの巧さ
この2点はディープボンドより上の評価です。
ただ、前走の日経賞の勝ち方がしょぼかった。
ボッケリーニ、ヒートオンビートに
クビ差、クビ差ではインパクトが薄い。
急仕上げ、良化途上での勝利ですが、
ハナを切らないと力む弱点も抱えています。
8枠16番からハナを切れるのか?
4コーナーで後続を突き放すような強気なレースをできるか?
横山和生騎手が極端な競馬を演出できるのか?
"?マーク"が3つも出現したので
ディープボンド"上位"とみました。
▲クレッシェンドラヴ
△ハーツイストワール
△マイネルファンロン
この3頭は馬券的には"穴"的存在。
▲クレッシェンドラヴは
ステイゴールド×Sadler's Wells。
ここ2戦より調教で動けているように私は感じます。
長距離レースは血統ですよ。
この血統は怖い。
△ハーツイストワールは
スポーツ新聞で読んだ
国枝調教師の
『今は本当に状態が良い』
というコメントを信じます。
長距離レースは騎手ですよ。
この騎手は怖い。
△マイネルファンロンは
折り合いに難がありますが、
血統表を眺めると完全にステイヤーですよね。
父 ステイゴールド
母の父 ロージズインメイ
祖母の父 ブライアンズタイム
祖祖母の父 Zabeel(ザビール)
祖祖祖母の父 Mill Reef(ミルリーフ)
Zabeelはインターネットで調べました。
貼り付けますね。
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オセアニアで
種牡馬としてのライバルであった
デインヒルとは対照的な特徴を備え
早熟で短距離戦を得意とした
デインヒル産駒に比べて
ザビール産駒は
2400m以上の距離に強く、
オーストラリアのGI競走で
とくに権威あるもののうち、
メルボルンカップ、
コーフィールドカップ、
オーストラリアンダービーと、
デインヒル産駒に優勝経験のない
長距離競走で良績を残している。
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やはり完全に完全にステイヤーです。
脚質こそ真逆ですが、
ビートブラック的な
お化け配当を期待するなら
マイネルファンロンだと思います。
△アイアンバローズは
繋ぎ(つなぎ)が長くて立ち気味。
トラックマンの私の友人が
『良馬場向き』と言っていたのが気になります。
馬場次第ですね。
△テーオーロイヤルは
スラッと細身でスレンダー。
祖祖母の父はフォーティナイナーです。
ダイヤモンドSを勝っていますが、
本質的には"軽さ"が武器。
雨の影響で渋化が多少なりとも残ると心配です。
良馬場なら"買い"
稍重、重、不良なら"消し"
アイアンバローズと同様、
馬券はこのスタンスでいきます。