2022/06/28
宝塚記念回顧
5番人気ヒシイグアスは▲でしたが、
タイトルホルダーが△、
デアリングタクトにいたっては無印。
完敗っす…
大やられであります…トホホ…
それにしても
2"09"7
ってやばいタイムですよね。
2011年にアーネストリーがマークした
2"10"1を大幅に更新しました。
タイトルホルダー、物凄く進化しています。
前半1000m通過が 57.6秒ですよ。
超激流、超ハイペース。
それでいて
上がり(後半600m)は36.1秒で第3位。
これでは後続はお手上げ。
壮絶なバテ合いの中でも
第3位の上がりを駆使しているのですから化け物です。
パドックで後肢の踏み込みは浅め。
これはいつもですね。
威圧感、パワーは伝わってきませんが
レースに行くと一変します。
母の父 Motivatorは
Montjeuの仔(凱旋門賞でエルコンドルパサーに勝利)
祖母の父 Shirley Heightsは
Mill Reefの仔(1971年 凱旋門賞優勝)
次走(凱旋門賞)が楽しみ。
夏を無事に過ごしてほしいです。
2着ヒシイグアスは4キロ絞って完璧な仕上がり。
道中も内々を追走して手応え完璧。
上がり3ハロンはメンバー中最速の35.9秒。
完璧×完璧でも差せませんでした。
これは相手が強すぎただけ。
それにしてもレーン騎手は
ハーツクライ産駒を上手に操りますね。
リスグラシュー
サリオス
ヒシイグアス
レーン騎手&ハーツクライ産駒は
次に来日した時、しっかり活用したいと思います。
3着デアリングタクトは
6キロ引き締まり、パドックでも好気合。
中間の追い切りで
ガツンと引っ掛かっていたので
"無印"にしてしまいましたが、
これだけペースが速ければノープロブレム。
"右前脚の体部繋靱帯炎"
治療のため、馬も人も頑張りました。
拍手です。
4着ディープボンドは
相変わらず生ずるいですが、
ワンペースなりに頑張っています。
ただ、善戦マンを卒業できず…。
6着エフフォーリアにはがっかりしました。
初ブリンカーで負けるとしたら
ブリンカーが効きすぎて
カァーッと力んだ場合
と思っていましたが、
まさか道中でムチが入るとは…。
特効薬は攻め馬で効いただけで
レースでは効能ゼロでした。
ゲートが開く瞬間に暴れていましたね。
2戦連続で『枠内暴れ』
精神状態が著しく悪いです。
精密機械
優等生
コーナリングの達人
と美辞麗句が並んでいた馬。
コントレイル、グランアレグリア、
クロノジェネシスを破った馬。
"早熟"だったのでしょうか?
こんなに気持ちが
後ろ向きな馬ではなかったはず…
走れば走るほどボロが出そうな気がします。
8着パンサラッサは
中山記念(1800m)を勝った時の
前半1000m通過が 57.6秒。
2200mの今回、
同じラップを刻んだことで
さすがにバテましたが、
ケレン味のない逃げには心を打たれました。
パドックは二人引きで凄い気合乗り。
厩舎コメントにもあった通り、
抜群のデキでしたね。
『肉を切らせて骨を断つ』
自分も痛手を受ける代わりに
相手にそれ以上の打撃を与える。
捨て身で敵に勝つ。
サンデーサイレンスの血が
入ってきてから
折り合い重視の競馬が激増。
スローペースからのヨーイドン競馬には飽きました。
私はパンサラッサの
"死中に生を求めた頑張り"を忘れることはないでしょう。