2023/02/07
共同通信杯(G3)1週前追い切りを見ての注目馬
共同通信杯の1週前追い切りからの注目馬
2月12日に開催される、3歳クラシックに駒を進める為の登竜門的レースである【共同通信杯】に出走予定の全13頭の中から、1週前追い切りを見て特に前走からの変わり身が見込めそうな馬をピックアップして紹介します。
タッチウッド
栗東 CW 81.0(6F)11.2(2F)11.2(1F)
元々デビュー前から古馬顔負けの破格の追い切り時計を叩き出しており、終い重点であれば、1ハロン10秒台で走り切るパワーとスピードを兼ね備えている馬だが、鞍上のアクションに瞬時に反応するようなタイプではなく、レースではジワジワと加速して脚を使い、ストライドが良く伸びたところがゴールだったので良化の余地を大いに残した内容だったと思う。
全体時計で78秒台というタイムをデビュー前はマークしていたが、その時のラストのタイムは12秒台だったので、今回のように全体時計で速いタイムを叩き出しつつも終いも速いタイムでまとめてきた内容は、反応面が良化している何よりの証拠。
2週前は雪の影響で坂路でしかやれず、1週前にコース追いをやって日曜にも坂路である程度の時計を出すという調整内容に変化を求められてしまったが、後ろ脚の力強さや瞬発力を鍛えるという点においてストライドの変化にラグがあるこの馬にとってはむしろプラスに働くのではないか。
まだ中身が伴っておらず、緩さを感じるのは大型馬のため仕方がないがそれでも一定の上積みは十分見込めそう。
タスティエーラ
美浦のウッドコースで6ハロン81.3秒は自己ベスト
初戦よりも本数は少ないが負荷の掛け方でカバー。
直線で目一杯追った今回のフットワークと、馬なりだった新馬戦でのフットワークに違いがあるのは当然だが、前脚の捌きに柔軟性が出て体の使い方が良くなっているので、完歩が良く伸びている。
初戦のレースで見せたトップスピード時の走りだと若干の硬さが見られたので、今回の動きがそのまま本番で出せるのであれば、前走の直線でのパフォーマンスも高かったがもっと破壊的な末脚を披露してきても驚かない。
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